2021年2月13日より、流鉄流山駅のある流山本町では「流山本町ひなめぐり2021〜切り絵行灯とともに」が3月7日まで開催中です。
流山本町ひなめぐりの特徴は、手作りのつるし雛を飾っている商店・施設が多いという点にあります。さまざまな種類の飾りを一本の赤い糸に通し、吊るしていますが、その飾りの一つ一つには、それぞれ意味や願いが込められてます。
この記事では、つるし雛飾りの云われを、machimin1に飾られている飾りの写真と共に、一部ご紹介します。
→（流山本町ひなめぐりに関する後編記事はこちら）【流山本町ひなめぐり2021 後編】つるし雛がなぜ流山本町に？
花
画像は六弁花です。「花のように可愛く育ちますように」との願いを表しています。吊るされた飾りの間に配置されるなど、吊るし雛をより華やかに演出します。
画像は”くくり花”で作られた鞠です。machimin1のつるし雛には、くくり花が多く使われています。その配色のバランスは匠の技。
machimin1店頭では、くくり花のブローチも販売中です。
俵ねずみ
俵は五穀豊穣を表し、「食物に困らないように」との願いを表しています。
また大黒様の使いと言われる「ネズミ」は、金運に恵まれるとされています。
machimin1の俵ねずみの飾りは、2020年に、子年に掛けて制作されました。
七宝鞠（ひちほうまり）
七宝の形を表す縁起物。無限に連鎖する円満や財産の意味があり、「人と人との輪がうまくいきます様に」「いつまでもお金に困ることのないように」との願いを表しています。
千代結び
「永久に変わることのない人と人の固い結び、絆」を意味しています。
太鼓
太鼓は悪を払い、福を呼ぶとされており、「幸せなことが増えますように」との願いを表しています。
おくるみ人形
「可愛い我が子を大切に包み、愛情豊かに育てていく」というあたたかな想いが込められ、赤ちゃんの幸せな将来願う意味があります。
machimin1の飾りは、お雛様とお内裏様になっています。
三角、三角火打ち
“薬袋”が全て三角の形をしていたことから、この三角の形に、「病気に無縁でありますように」との願いを表しています。不運が起こらないように祈るお祓いとしての意味もあります。
ちょうちょ
女の子が、蝶のように「可憐に可愛らしく成長しますように」との願いを表しています。
蛤、梅
（画像上 蛤）貞節の象徴とされ、いとしい娘の幸せへの祈りを表しています。
（画像下 梅）極寒に耐え、かぐわしく凛と咲く姿から「梅のように美しく、芯のある生き方をできますように」との願いを表しています。
梅で作られた、とても華やかな鞠もあります。
しあわせ巾着
「将来の夢をいっぱい巾着に詰めて、しあわせな人生を歩むように」との願いを表しています。また、巾着にお金が溜まり「お金に困ることがないように」という意味があるとの言い伝えもあります。
桃
桃は、花・葉・種すべてに薬効があり、「邪気・悪霊を払い、延命長寿を授けてくれるように」との願いを表しています。
座布団
赤ちゃんが座布団の周りでたくさんハイハイをして、「早くお座りができるように」との願いを表しています。
machimin1にある座布団の吊るし飾りは、近隣の寝具店 笹屋商店さんが制作され、いただいたものです。
いちご
赤い色には厄除けの意味があります。
さるっこ
さる（去る）にかけて、「病が去る」・「災いが去る」という意味が込められています。
machimin1で飾られている中に、お洒落な帽子を持っているさるっこが1つだけありますので、お越しの際にはぜひ探してみてください。
草履
赤ちゃんが「早く歩けるように」との願いを表しています。また、健脚健康、働き者になれるお守りともされます。
椿
日本女性の美しさを表す大輪の花は、優美さと華やかさの象徴であり、「優雅で美しい女性に育つように」との願いを表しています。
参考・引用：有限会社飯田人形HP「つるしびな大百科」
machimin1店頭では、冒頭にご紹介したうさぎ雛・くくり花のブローチの他、つるし雛を１本ずつにて販売いたしております。店内でつるし雛をゆっくりご堪能いただき、その感動をぜひご自宅へお持ち帰りください。
